環境省の2020年夏季の星空観察に参加しませんか


星空観察参加のお誘い

2018年8月から再開した環境省による星空観察は、星空観察を通じて環境への意識を高める目的で行われています。
その観察の1つに「夜空の明るさを測ってみよう」があり、デジカメで天頂を撮影することで夜空の暗さを測ることができます。
この観察について、「長野県は宇宙県」に関わる有志により、この観察に積極的に参加しようという話になり、星空継続観察ワーキンググループを立ち上げ、観察への参加を呼びかけております。
多くの方に参加していただいたおかげで、
  2018年度夏季:長野県内で72か所!(重複含む)
  2018年度冬季:長野県内で236か所!(重複含む)
  2019年度夏季:長野県内で169か所!(重複含む)
  2019年度冬季:長野県内で141か所!(重複含む)
の測定を実施していただきました。

引き続き、2020年8月実施の夏季の観察でも、多くの方のご協力をお願いいたします。

2020年夏季の観察では、観察結果を実際の見え方や星空の様子と関連付ける活動につなげていきたいと考え、天の川の見え方観察を追加いたします。
このため、観察項目を増やすにあたり、以下のように優先順位を設定しました。

■観察の優先順位
1) 環境省の星空観察(デジカメ測定)への参加(撮影と環境省のサイトへの投稿)
  ※継続した測定場所を優先しつつ未計測地域の測定もお願いいたします。
  ※「どこでも天の川の見られる県」を目標に全市町村の測定を推し進めております。
2) SQM-Lをお持ちの方はSQM-Lで1) と同時測定
3) 天の川の見え方を1) と同時観察
  ※デジカメ測定を行う天頂の見え方を優先でお願いいたします。
  ※撮影・測定で暗闇に慣れてきた後半や撤収作業中に見えているか確認してください。
4) 天の川の写真撮影(観測地の天の川の様子が分かる写真。別の日や過去の写真でも可。)

以下は、測定ポイントを把握できるよう用意した地図です。
過去に測定したポイントをグレーでマッピングしています。測定期間中は測定済みポイントを青色に変更していきます。
 2020年 長野県「夏の星空観察」測定把握マップ(調整中)
 
   グレーマーク:過去の測定ポイントで未計測の場所
   青色チェックマーク:測定済みのポイント(追加していきます)

上記マークの箇所、マーク以外の箇所でも可能な場所を測定ください。
未測定地域や天の川の見える数値に達していない市町村の測定にご協力をいただけると助かります。

==今までにデジカメ測定数値20以上の測定値がある市町村マップ==
  空白地域
  クリックすると拡大します。白い色の市町村の測定にご協力ください。
  ※測定数値20以上を天の川が見える市町村として色付けしています。

スケジュール

以下のような流れで進めます。

  1. 事前把握期間(測定終了まで)
    空白地域を防ぐため、できるだけ事前に測定可能な場所を把握したいと思います。
    ご協力いただける方は、測定できる場所(大まかなエリアでも良いです)をお知らせください。
    ご連絡は、星空継続観察のメーリングリストまたは下記の報告用メールアドレスにお願いします。
     報告用メールアドレス:hoshizora@uchuuken.jpn.org
    ※測定箇所は、良く使う観測地など、無理なく行ける場所でお願いします。

  2. 測定期間(2020年8月10日(月)~8月23日(日))
    測定してください。

  3. 報告期間(2020年8月10日(月)~9月9日(水))
    以下の2か所に報告をお願いします。
     
    ・測定した写真は、環境省の報告サイトに投稿してください。
     (投稿時に速報値が表示される機種の場合は、数値をお知らせいただけると助かります。)
     
    ・測定した情報を下記の星空継続観察ワーキンググループにお知らせください。
      報告用フォーム:2020年夏季データ収集用フォーム
      報告用メールアドレス:hoshizora@uchuuken.jpn.org

補足:
・測定場所は他の方と重複または近くても構いません。
・事前にお知らせいただいていない場所を計測いただいても構いません。

測定内容

測定内容は、全国的に実施される「環境省による夜空の明るさ調査」です。
また、継続してSQM-L(スカイ・クオリティ・メーター)による計測を行っている方は、SQM-Lでの計測もお願いします。

■環境省による「星空を見よう」の中の「夜空の明るさを測ってみよう」

期間 2020年8月10日(月)~8月23日(日)
日没後1時間半~3時間半まで
 (8/10 松本市日没18:48→おおよその測定時間20:20~22:20
  8/23 松本市日没18:32→おおよその測定時間20:00~22:00)
撮影時の
カメラの設定
ISO 800/F5.6/ホワイトバランスAUTO/
長秒時ノイズ低減ON/高感度ノイズ低減OFF/
おおよそ50mm(APS-Cは35mm)/フォーカス∞/
RAW/シャッタースピード30秒

詳しくは、環境省「夜空の明るさを測ってみよう」のページをご覧ください。
撮影方向 天頂(画面の長辺が東西方向にする)
データ送信 報告サイトからRAWデータを送信
 ※投稿時に速報値が表示されます(カメラの機種による)
情報共有 未計測地点を把握するため、測定した具体的場所などの情報を星空継続観察ワーキンググループにお知らせください。
  お知らせいただく情報は、以下の内容でお願いいたします。
   地名:(一般的に分かる地名だと助かります)
   地点:(「36.114712, 137.948485(塩尻駅前の例)」などGoogleマップの数値)
    ※環境省へ登録後の場合は受付番号で地点が分かりますので不要です。
    ※前回と同じ場所で地名で分かる場合は地名のみでOKです。
   撮影日時:
  以下は、分かれば
   SQM-L値:

お知らせいただいた場所を測定済みポイントとして
2020年 長野県「夏の星空観察」測定把握マップ
に記録し、情報共有したいと思います。

報告用フォーム:2020年夏季データ収集用フォーム
報告用メールアドレス:hoshizora@uchuuken.jpn.org

※速報値、SQM-L値はマップ上に書き込みます。数値を公開したくない場合は、その旨お知らせください。
※また、これら活動を発表する際に協力者としてお名前を出させていただければ、と思っております。
 お名前を公開したくない方もお知らせください。

ご注意:
投稿する際に測定地を指定しますが、個人宅の場合は位置が特定できてしまいますので、ご注意ください。
公共の場所で測定することをお勧めします。


■SQM-L(スカイ・クオリティ・メーター)による計測

SQM-Lをお持ちの方、継続してSQM-Lによる計測を行っている方はご協力をお願いします。
SQM-Lのみの計測の場合も、ぜひご報告ください。

期間 環境省の「星空観察」と同時
 2020年8月10日(月)~8月23日(日)
 日没後1時間半~3時間半まで
測定方法 天頂に向けて計測
SQM-Lは正しく計測できていないことがあります。
利用する方は、以下の注意事項を確認しておいてください。
「SQM-Lの使い方についての注意事項」
情報共有 測定した具体的場所(地名、地点)と測定値をお知らせください。
SQMをお使いの方は、その旨、お書き添えください。
(「星空観察」報告用フォーム/メールアドレスと同じです。
同時に行う方は、測定場所の報告にSQM-Lの数値を付記してください。)

報告用フォーム:2020年夏季データ収集用フォーム
報告用メールアドレス:hoshizora@uchuuken.jpn.org

※SQM-L値はマップ上に書き込みます。数値を公開したくない場合は、その旨お知らせください。


■天の川の見え方観察

環境省の「星空観察」のデジカメ撮影時に、天の川の見え方調査にもご協力をお願いします。
デジカメ測定で測定される値と実際の見え方の比較ができれば、と考えております。

期間 環境省の「星空観察」と同時
 2020年8月10日(月)~8月23日(日)
 日没後1時間半~3時間半まで
観察方法 はくちょう座、たて座、いて座の天の川がそれぞれ見えるか、見えないかを観察。
観測範囲は、下記の星図を参考にしてください。
デジカメ測定を行う天頂(はくちょう座)の見え方を優先でお願いいたします。
撮影・測定で暗闇に慣れてきた後半や撤収作業中に見えているか観察してください。
情報共有 測定した具体的場所(地名、地点)と観測結果をお知らせください。
(「星空観察」報告用フォーム/メールアドレスと同じです。
同時に行う方は、測定場所の報告に観察結果を付記してください。)

報告用フォーム:2020年夏季データ収集用フォーム
報告用メールアドレス:hoshizora@uchuuken.jpn.org
星図 クリックすると拡大します。
星図
お願いする背景 既に過去4回の星空観察にご協力いただいており、毎回全国一位の観測数を記録し、データも着実に蓄積しております。
ひとえに皆様のご協力の賜物と感謝しております。
今後は、観察結果を実際の見え方や星空の様子と関連付ける活動につなげていきたいと考えております。
一般に測定値が20(19後半)で天の川が見られると言われておりますが、環境によっても異なると思われます。
皆様から寄せられた「実際に見えた」という報告と合わせ、「長野県は全市町村で天の川が見られる」を検証したいと存じます。
もちろん、継続した観測をしていただくことが最優先です。
追加の観察をお願いすることになり恐縮ですが、余裕のある範囲で、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

■天の川の写真撮影

環境省の「星空観察」のデジカメ撮影を行った場所での、天の川の写真撮影にもご協力をお願いします。
デジカメ測定を実施した場所での天の川の様子を共有したいと思っております。

期間 環境省の「星空観察」の期間に限らずいつでも
 できれば、2020年10月いっぱいくらいまでの募集にしたいです。
 過去の写真でもOKです。
撮影方法 できるだけ広角の設定で天の川の見える(見えない)状態を撮影してください。
(焦点距離フルサイズ相当で30mm以下の広角を推奨します。)
感度、絞り、露出は環境に合わせて変更してください。
薄明や月の影響のない環境で撮影ください。
写真を縮小する場合は短方向のピクセルを1200px以上にしてください。
過度でない加工は問題ありませんが、その場所で楽しめる星空のイメージを伝える範囲でお願いします。
情報提供 撮影した具体的場所と写真データをお送りください。
(「星空観察」報告用フォーム/メールアドレスと同じです。)
同時に送付いただく場合は、測定場所の報告に写真データを付記してください。
写真データを後からお送りいただくときは、具体的場所(地名、地点)もお知らせください。

報告用フォーム:2020年夏季データ収集用フォーム
報告用メールアドレス:hoshizora@uchuuken.jpn.org
写真の例
写真1 写真2 写真3
お願いする背景 「どこでも天の川の見られる県」を目指す活動の中で、計測した場所での天の川の見え方が分かるよう、写真をマップにリンクしたらどうだろう、という話を進めております。
周りの明るさによって適切な露出が異なりますので、撮影情報を合わせることは難しく、まずは「天の川が分かる写真」で集めようと思っております。
環境省の星空観察が優先ですので、無理のない範囲で(計測と異なる日時でも良いので)計測した場所で天の川の写真も撮っていただけるようお願いいたします。
いただいた写真の活用例:
写真を添付したマップの例(エリアの大きな丸をクリックすると情報の1つとして写真が入っています。)
写真の利用について 「長野県は宇宙県」関連のサイトで公開許可をいただける写真のご提供をお願いいたします。
マップへのリンクやサイトでの公開時には撮影者のお名前(ニックネーム)と宇宙県ロゴを追加いたします。

今後の展開「どこでも天の川の見られる県」を目指して

現在、以下の目標で活動しております。
・長野県の全市町村で測定値20以上になる場所を計測する。
・天の川の実際の見え方も確認し、計測値との相関を調べる。
・天の川の写真を公開して長野県の星空の魅力を伝える。

このため、環境省の星空観察に合わせ、長野県独自の観察にもご協力いただけると助かります。

メーリングリスト参加のお誘い

継続した情報交換のため、メーリングリストを設置しております。
是非、ご参加ください。
参加ご希望の方は、下記アドレスにメールアドレスをお知らせください。
  hoshizora@uchuuken.jpn.org

参考情報

今までの長野県星空継続観察

長野県、環境部水大気環境課

環境省、その他

長野県は宇宙県関連

その他

ご案内一覧


世話人:

 衣笠健三、百瀬雅彦、宮地美由紀、山本良一、陶山徹、森由貴