第21回天文文化研究会(2021年06月04日)

〇「市民科学・オープンサイエンス1」(野澤聡)

市民科学とオープンサイエンスについて丁寧に解説していただきました。当日、出た議論を列挙します。例によってまとまってません(笑)。

〇「市民科学」と「オープンサイエンス」全般について

・「市民科学」と「オープンサイエンス」という概念はまだ成熟していない。概念を育てる必要がある。

・「市民科学」は、現代の「制度化された科学」に対しての言葉。

・オープンサイエンスは、オンラインツールの普及と密接に関係している。

・以下はこの研究会の活動の参考になるかも↓佐々木宏展,大西亘,大澤剛士「“市民科学”が持つ意義を多様な視点から再考する」『保全生態学研究』21巻2号(2016年)243-248頁:

・在野の研究者という言葉もある。在野の研究者は、個人でできるが、市民科学は、集団でやる。

〇諏訪天文同好会や長野県の理科教育について

・三澤の活躍した時代=科学技術政策が登場した時代

・青木さんの星空を守る会はまさに「市民科学」

・今の市民科学は、専門家がお膳立てしているものが多い。

・三澤さんたちがなぜ在野の研究者に慣れたのか。その要因は何か?環境?地域差や文化の違いもあるかも?