来年度市民科学プロジェクトで予定している企画展の案について議論しました。
投稿者アーカイブ: 陶山
第76回天文文化研究会(2024年8月23日)
「古代ギリシアと星座:われわれのイメージとその実際(仮)」(名古屋大学小島敦さん)
〇内容:
星座の変移というとメソポタミアで生まれて、ギリシアに取り入れられ…といった地域的な枠組みがよく紹介されます。しかし、星や星座に関する変移というのは同一地域内でも見られます。今回はその変移を知るために、古代ギリシアにおいて星はどのような文献が残されているのか、そしてわれわれの一般的なイメージとの乖離はあるのか?についてお話してみようと思います。
第75回天文文化研究会(2024年8月9日)
・陶山から三澤文庫や岐阜天文台の資料について少し紹介しました。
・茅野市八ヶ岳総合博物館で開催集の星の和名についての企画展について渡辺さんから少し紹介してもらいました。
野尻抱影の貴重な資料が展示されています。
https://shiminkagaku-pj.org/exhibition/exhibition-571/
ちなみに、長野市立博物館でもパネル展だけやっています。
第74回天文文化研究会(2024年7月12日)
矢浦晶子さんに、江戸時代の蘭学者・志筑忠雄による、ニュートン力学を援用する太陽系形成論、「混沌分判図説」について紹介していただきました。
第73回天文文化研究会(2024年6月28日)
吉田陽一さんに、伊達英太郎氏の無メッキ8cm太陽写真儀(木辺鏡)による写真を中心に、改發(かいほつ)氏、射場氏(射場天体観測所)、木辺氏、清水真一氏(知新観象台)による太陽写真について紹介していただきます。
第72回天文文化研究会(2024年6月7日)
陶山から「長野県内の近代天文資料から探る東西天文文化のつながり」について話しました。
〇内容
中沢登関連資料(長野市立博物館蔵)や佐久間精一寄贈資料(茅野市八ヶ岳総合博物館蔵)、山本一清の日記(京都大学花山天文台蔵)からわかる、山本一清と神田茂、それぞれの長野県の天文家との関係について紹介します。
第71回天文文化研究会(2024年5月24日)
「COIASで実現!市民による太陽系小天体の大規模探索」
講師:浦川聖太郎さん(日本スペースガード協会)
すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラHSCを用いて大規模なサーベイ観測(HSC-SSP)が実施された。HSC-SSPの画像は公開されており、その画像には未発見の太陽系小天体が大量に撮像されている。しかしながら、太陽系小天体の探索(検出・測定・報告)を行う手順の煩雑さのため効率的な探索ができていない状況であった。そこで、「誰もが」「簡単に」「本物の天文研究」を行うことをコンセプトに太陽系小天体の探索を行うことができるウェブアプリケーションCOIASを開発した。COIASは2023年7月末に公開し、2024年3月22日現在、9万を超える新天体候補をMPCに報告し、そのうち602天体(NEO2、TNO32など)については仮符号を取得した。
第70回天文文化研究会(2024年4月19日)
金子功氏についての調査を進めている栗山さんに、
岐阜天文台の他、名古屋や沖縄などの調査報告をしていただきました。
第69回天文文化研究会(2024年3月24日)
茅野市八ヶ岳総合博物館で五味一明氏や佐久間精一氏に関連した資料をみんなで調査しました。
第68回天文文化研究会(2024年3月1日)
色々と雑談しました。