「第3回長野県星空継続観察ミーティング in ながはく」 日時:2019年8月10日(土) 9:30〜12:30 会場:長野市立博物館 2階 会議室 ◆プログラム - 9:30 -9:45 趣旨説明(国立天文台野辺山 衣笠 健三) - 9:45 -10:10 長野県での冬季の測定について(塩尻星の会 宮地 美由紀) - 10:10-10:35 冬季の測定結果からの考察(木曽観測所 征矢野 隆夫) - 10:35-11:00 光害の街明かり関係式の研究動向(長野高専 大西 浩次)  <11:00-11:10 休憩> - 11:10-12:00 夏季観察に向けての議論   ・前回までの問題点   ・夏の観察に向けての対策   ・その他 ◆趣旨説明(国立天文台野辺山 衣笠 健三) ・本日の内容、趣旨 ・長野県星空継続観察WGの活動について ・夏季/冬季の測定状況 ・前回提案されたスローガン  「どこでも天の川が見られる県」 ◆長野県での冬季の測定について(塩尻星の会 宮地 美由紀) ・長野県星空継続観察呼びかけ  星空観察の再開を機会に「長野県は宇宙県」としての呼びかけ ・前回までの観察の取り組み ・夏季と冬季の観察状況 ・2019年夏季に向けた課題  - 南信の測定協力者が少ない   南信に限らず、協力者を増やしたい  - 効果的な測定ポイントの選定   (水平方向、高さ方向など重点箇所を設けるか)  - 2018年夏の数値の検証が必要なポイント  - SQMの併用をどのように扱うか  - データの取りまとめ方法 ◆冬季の測定結果からの考察(木曽観測所 征矢野 隆夫) ・諏訪地域の観察調査(独自調査)  標高/距離に対する明るさ変化 ・松本地域の継続観察結果からの考察  距離に対する明るさ変化 ・飯田地域の継続観察結果からの考察 ・まとめ  県内は中心街から10数kmで20magになる  測定点、測定方法(SQM)の統一  エアロゾルの影響 ・今後の目標  測定点、測定方法の統一  データの集約方法の検討  次のステップ(モチベーション) ◆光害の街明かり関係式の研究動向(長野高専 大西 浩次) ・"LIGHT POLLUTION IN CALIFORNIA AND ARIZONA", Merle F. Walker 1973   https://iopscience.iop.org/article/10.1086/129496 ・"A simple propagation law for artificial night-sky illumination", Treanor, PJ. 1973   http://adsabs.harvard.edu/full/1973Obs....93..117T ☆↑疑惑、この論文で良いのですっけ?(宮) ・"Light Pollution in Southern Ontario", Berry, R. L. 1976   http://adsabs.harvard.edu/full/1976JRASC..70...97B ・"MODEL FOR ARTIFICIAL NIGHT-SKY ILLUMINATION", R. H. Garstang 1986   https://iopscience.iop.org/article/10.1086/131768 ・光源の影響を考察することで対策すべき光源を特定する ◆夏季観察に向けての議論 ・速報値と測定値の違い  - 雲が入った、車などから照明が入った  - F値や焦点距離が正しく入力されていない  →大きく違う箇所はレンズがマニュアル、他社レンズなど   Exif情報に数値が入っていないからではないか。   確定値は問題のない数値なのでOK ・南信の協力者  →個別に知人などにお願いをする(大西、宮地)   協力者でない方へも広げていきたい。 ・夏と冬の計測ポイントの統一  →同じ場所を測定することが理想だが、夏は夏、冬は冬に   測定すべき箇所があっても良いのでは(山の上など) ・夏と冬の測定値の差(0.5-0.7くらい冬は明るい)がある  →単純には比較できない  →同じ日でも2時間で0.5ほど差が出る ・協力者から報告いただいた場所と環境省発表値の照らし合わせが難しい  (環境省発表に地位情報がないため)  →環境省に依頼する  →報告時に撮影日時を追加してもらう ・測定ポイントの報告→プロットを簡略化すべき  →協力者で可能な方は共同編集者に設定する  →報告内容に付ける地位情報を統一する ・協力依頼>>報告>>地図上プロットの流れは変更しなくて良いか  特に問題ない ・SQM-Lの測定方法を統一化した方が良い  →すでに実績のあるチームの測定方法を開示 ・モチベーションの維持のため、何らかのアウトプットが必要では?  案:星空マップの作成、天の川の写真を投稿してもらう、など    (アウトプットに名前を記載する許可が必要では) ・次回に向けたプレスリリースを出す。 ・速報値の利用について報告者に許可が必要では。  利用した場合、記名することもお願いしたい。  →報告してもらうときに確認を追加しておく ・スローガン:「どこでも天の川の見られる県」  「どこの市町村でも天の川が見られる県」ならOK?  →長野県独自測定なら可能か、環境省のお墨付きが必要?  →松本市や長野市などは暗い地区ではなく住宅地で目指すべき? ・星空保護区について  大町市が認定を目指す?  →未確定情報 ◆今夏の進め方 ・いままでと同様にメーリングリストなどで呼びかけ  (1)デジカメ測定(環境省継続観察方法)  (2)SQM-L(各SQMの校正の意味も含めて) ・報告→マップ化で未計測エリア把握の流れは同じ ・マップの共同編集を検討 ===========================