第45回天文文化研究会(2022年11月4日、なんでも報告会)

天文文化研究会でこれからなにをしていきたいか、陶山から話題提供。みんなでざっくばらんに話し合い。

〇理科教育について
信濃教育博物館にたくさん資料がある。
明治になってできた学校でどんな教育がされていたかも興味がある。

星座とかいう用語のはじまりはどこかとかもおもしろい。
福沢諭吉の影響が大きいかも。
検索システム(ジャパンサーチ)を使うと比較的簡単に追えるかも。
玉澤さんに教えてもらうのがいいか。
まず、やってみる。

〇今やっている1920年代あたりからさかのぼっていくとやりやすいかも。
各先生がどういうふうに教えていたかがわかるといい。
三澤さんの講義ノートなんかはいいかも。
県内でも地域ごとの違いはある?

かつては、地質や生物は、各地域の事を調べることが大事とされていた。
一方で、中央から先生を呼んで、新しい情報を得ていた。
天文でキーワードを限った方がやりやすいかも。
地質や生物は情報が多すぎて大変そう。

1910年のハレー彗星は衝撃だった。

〇来年度の市民科学プロジェクトのテーマ「変光星と太陽」について
変光星観測データのキャリブレーションはあまりやられていないかも。
やりようがありそう。
観測者によって色の感じ方が違う。
明るい星の場合、基準星を見つけるのは難しくて、精度が悪いかも。

黒点観測の校正方法を援用する。
長期の安定した観測者を選んで、それをバックボーンにする。

100年程度で変化が見られる天体を選ぶのがいいかも

〇市民科学について
英語圏では、学校の理科教育が失敗して、
市民科学でうまくやりたいという意識があるみたい。
自分たちが目指す「市民科学」が何かを位置づけておいた方がいい。
天文文化研究会で目指すものを議論した方がいい。
天文文化の浸透を目指す。
文系と理系の違い。